Jimmy's things idea blog

何かを創りたいと考えている人のブログ

”自己責任”を痛感した23日誕生日の「富士山弾丸登頂」

毎年恒例の富士山登山ですが、13日、18日等、タイミングが合いませんでした。
・・で、22日に思い立って23日の誕生日に山頂に立とうと決めて出発

準備として、昼にお茶の水の山用品店で、酸素水と酸素ボンベ購入(高山病対策)
エネルギー系のビタミン補給のジェリーに様なドリンクを3個購入(途中食に)

22日の17時45分:家を出発
22日の18時20分:新宿駅9番ホームに着いた(駅でおにぎり3個購入)
22日の18時30分:「かいじ117号」にて大月に向います。
22日の19時34分:大月駅に到着 ⇒19時40分発の「河口湖行」富士急行に乗換え

22日の20時25分:富士山駅に到着
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新装成った富士山駅(富士吉田駅)に到着
あれ?何故か、登山客は私1人でした。
駅舎は、全体的にスッキリしてきれいです。
でも、山登りの入口らしいデザインが欲しいなァ(笑)


ここからは、富士山五合目までは、バス(21時10分発予定)になります。
料金は、片道1500円ですが、往復2000円と大きくディスカウントw
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富士山駅を出て、左手奥に五合目行き5番乗り場が、
22日の20時30分:写真の様に、まったく人影なし
時間の経過で少しずつ人が増えきました、
何処からともなく、外人3人と日本人2人のグループ、
クルマが2台着いて日本人8人・・これで合計14名

22日の21時15分:バスは5分遅れで、富士山五合目に出発
5分遅れの原因は、往復希望の登山者が1500円を料金箱に入れてしまった事で、
乗務員(運転手)が、会社に問い合わせて指示を受けていた為です(笑)

22日の22時08分:富士スバルライン五合目(2304m)到着
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人影少な!これまでの最低人数40人程度
雨は降っていませんが、団体客が全くいない。
やっぱ、悪天候が心配されるので、皆避けた?

店で有料トイレ(50円)に行って(山小屋は200円)
水1リットルを購入、長袖シャツを重ね着して、
軽くストレッチをして気持ちを高めます。

22日の22時23分:LEDランプを点けて真っ暗な登山コースに入る。

平坦な道が続きます。
しかし、ここは意識してゆっくりと歩いて体を標高に合わせます。
高山病は、肺が薄い空気に順応できないことです、ここは大切!

泉ヶ滝からいよいよ登り道が始まり、六合目までで軽く汗をかく感覚で進む。

22日の22時58分:六合目(2390m)の「富士山警備派出所」に到着
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「ふぅ」ひと汗かきました。
ここで、吉田ルートの登山マップがもらえます。
いつの間にか、雲間には満点の星が輝いて、
東京に住んでいると、こんな星空は無比
地球人を意識できる時ですね(笑)

ここからは、ジグザグの坂道が続きます。
斜面の上を見ると山小屋の電灯の光が見えて「うひゃ遠い」と思います。

23日の0時02分:七合目(2710m)日の出館に到着
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この山小屋の手前に、最初の「花小屋」があります。
標高は(2700m)ですから、ここは10m程度上ですw
星がきれい、天気も回復しそうだし・・頑張るぞ!

かぶっている帽子に、後に悲劇がきますw
帽子は、フランスのロボット会社から頂いたもの


少し、呼吸が苦しいけれど、深呼吸して整えながら登ります。
途中、七合目「トモエ館」(2740m)を過ぎた辺りから風が吹き始めました。
「鎌岩館」(2790m)を通過して、向い風が強くなってきた・・
「富士一館」(2820m)を通過、風は強いものの順調にクリアしています。

23日の0時43分:「鳥居荘」(2870m)に到着
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ここまでは、晴れ間が見えていたのですが・・・
雲行きがあやしくなってきました。
そろそろ3000mに近づくので酸素水に切り換えて
「酸素の粒」(山用品店で売ってます)を一錠


止まって休むと風で体温が奪われ寒さを感じます。
膝が疲れてきていることが自覚できます。

23日の0時56分:海抜2900mの「東洋館」に到着
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「東洋館」の表示灯は、間接照明とか使って旅館風w
概観も山小屋っぽくない造りですね。

霧まじりの小雨になってきました。
レインウェアを重ね着します。

23日の1時41分:八合目の「太子館」(3100m)に到着
8合目
風強い、突風時は「ドーン」と音がして風速15m以上?
雨はまだ良いが、向い風には体力使うので、マイッタ。

雨が弱まったので、風が吹き抜けない場所を探して、
寒さ対策に、長袖シャツを一枚脱ぎフリースに換える
重ね着:山用下着+山用半そでシャツ+長袖フリース
それに、+ゴアテックスのレインウェアで防備

小腹が空いてきたので、おにぎり一個とエネルギードリンクを飲んで出発

2時20分:この辺から砂礫の滑りやすい道へと変わります。
靴が滑って思うように前に進めません、空気も薄くすぐに息が上がります。
深呼吸をして呼吸を整えて、「酸素粒」を食べて、酸素水を飲みますw
本格的に雨が降り出し、風も相変わらず強い・・最悪ですが気持ちは充実

23日の2時46分:八合目白雲荘(3200m)に到着
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ご覧のようなな雨と風です。
いつもは、多くの人が休憩を取るので大勢いますが、
さすがに悪天の今日は、数えるほどしかいません。
これから先が、気になります。


ここからは、急な岩場が続きます、風は常に向い風です。
階段のように歩幅が揃ってないし、急なので四つん這いで登ります。
足を高く上げないとクリアできない場面があって、マジきつい。
向い風は苦しい、すぐに息が切れて体力を消耗する最初の試練ですか(笑)

雨の中でも、溶岩はゴツゴツしているので岩で足が滑ることはないです。
ハイキングとは違う富士山の登山靴は、しっかりしたものを選びたいですね。

23日の3時08分:八合目(3250m)元祖室(がんそむろ)に到着
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ここで、下山してくる登山者に出会いました。
下山の理由を聞いいてみると、
「上の山小屋で山頂は風が強く危ない」と言われ
「3400mで折り返した」との事でした。


更に、50人位の団体の下山者と出会いました。
先頭のリーダーに上の状況を聞くと・・
「上は風が巻いていて危険、大勢だと山小屋にも泊まれないので下山する」

23日の3時37分:富士山ホテル(3350m)に到着
多少でも風の防げる場所を探して・・休憩
おにぎり2個を食べ、エネルギー・ジェリーを飲みながら考える。
どうするべきか?危険と言われている状況で・・「自己責任」が頭を過る。

”どうにも駄目であれば山小屋に泊まろう”と決めて出発

23日の4時01分:本八合目(3370m)トモエ館に到着
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雨風が凄い、下山者と出会う場面が増える
でも、”ここまでくれば、もう少し”の気持ちが強い
この思いが遭難事故を増やすのかも?とも思った。
これが試練であれば、チャレンジを続けたいが、
動物的直感を優先して、危険感じれば撤退する事にする。

23日の4時22分:最後の山小屋「御来光館」(3450m)に到着
天候が良ければ、ここから約90分で山頂でしたが・・・
ここからは落石が多い場所、突風での落石は要注意だ。

最後の急斜面岩場に到着、これさえ登り切ればの思いが、更なるパワーが出る
昨年は大渋滞だったこの最後の岩場も、今回は人影まばら・・・(複雑)

雨がメチャ強くなってきた、音を立てて土砂降りの様相だ
登山道に水が溢れ出して川の様に流れ来る。「自己責任」を痛感!

下山者と出会うことが増えた、悪天候で山頂に居られないから・・らしい
出会う下山者達から「もう少しですよ」と声を頂くと嬉しくなる。

23日の5時54分:山頂手前の鳥居にたどり着いた
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最後の登り数十歩、「ここまで来たぞ!」の思い
ずっと、向い風(アゲンスト)で登ってきたから
疲労感は、半端じゃない。
下山への体力温存も頭をよぎる。


23日の5時58分:山頂到達(3720m)
登頂
万歳!
やり遂げた充実感が湧く

雨風が強く気温も低過ぎ、山頂は人影が見えない。
山小屋も人影がないので、開いているのだろうか?
久須志神社内に入ると、既に十数名が退避していた。
混雑気味でも、宮司さん「外に出て」とは言えないし、

「金剛杖」を買って登頂記念の焼印を押して頂こうかな?
300円で登頂の焼印を押して頂き「六根清浄」のお札が頂ける、
毎年、山頂で金剛杖を買っているが、今回は何故か買わなかった。

まずは、暖かいものを食べようと山小屋に入る
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登山者の表情がいつもと違う
いつもは、充実感でテンション高い人が居た気が
今回は、全員、テンション低い(笑えない)

身体を暖める「トン汁」を注文、1000円也

23日の6時26分:靴を脱いで、リラックスするも・・メチャ疲れてる顔
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スキーのバッチ検定に挑戦しているときの教えで、
「休息の時は、靴を脱いでリラックスしろ」
体調を整えるのに、締め付けの開放は必要らしい。

さて、友人、知人に山頂メールを・・打つぞ〜、
Twitterでつぶやくぞ〜!とスマホを取り出すと、
電波が立たない(AU)、ドコモは立つ(ぐやじ〜)

30分ほど休憩したが、足の疲れは治まらない・・・普通か(笑)
昨年の12月に手術をして・・(昨年は、病を抱えたまま弾丸登頂したw)
意識的に体を楽にしてきた経緯があって・・運動不足は間逃れない。

天候が悪化のまま、早く下山しないとの思いから、早めの出発を決断する。

▼トイレに行こうと豪雨の中歩いていくと、突然、突風で5m位押し戻された。
瞬間帽子が飛んだ!「わぁ、風速50mだ」
振り返ると、帽子が、高く遠くに舞っていくのが見えた。
「怖い!」と感じた。こんな強風の中、絶対に降りて行けない。
なんとかトイレに飛び込んで、用を足しながら考えた。「これも自己責任だ」

トイレには他の登山者が二人いた・・・そこで、三人で相談をした。
突風で立って押し戻された恐ろしい体験は、皆、同じ。(笑:今だから)
突風で、下山道の斜面に滑落したら・・皆、マジに凍りつく。
収まるを待つか?とも考えたが、いや、もっと悪化するかも?待てない。

トイレの外を、早い周期で風速40m以上の風が吹き抜けている。(建物がきしむ)
突風がなくても、15m以上の強い雨風は常時吹いている状態
1人の若者(初心者)が、怖いものの・・先を見てくる事になった
後に、トイレの横だけが風の通路に成って猛烈な突風が吹くことが分かった。

23日の6時44分:意を決して、若者を先頭に下山することにする。
☆彼が落ちたら山小屋に引き返そうと心に決めて(笑:今だから)
⇒恐る恐る、滑落の谷側を避けて、突風に備えながら小幅で下山開始。

10分ぐらい降りてくると、風は強いが突風の恐怖は無くなった。
分岐板
途中、吉田ルートに帰りたい若者二人に、
分岐の場所を聞かれる「どこで別れるの?」
でっかい看板があった事を憶えていたので、
「分岐がくれば分かるよ」と曖昧返事


1時間ほど歩いて、少し明るくなってきたが風は相変わらず強い。
須走ルートの方向で、雲が光って雷音が聞こえる。(アチャ、全くもう)

上江戸屋(3400m)の鳥居についた、須走ルートからの登山者が上がってくる
登山者に「雷はどうでした」と聞くと、
「昨夜は、ものすごい雷で7合目の山小屋に避難してました」とのこと
吉田ルートの我々が強風雨と戦っているときに、彼らは+雷だったらしい。

分岐の下江戸屋(3350m)で初心者の若者二人と別れ、一人須走ルートを下山する。
周りに人影はないが、毎年、それほど多くないルートなので気にならない。

23日の8時01分:下江戸屋の分岐から下って下に「見晴館」が見えた。
DSC00152s.JPG
足が昨年の様に動かない・・足の痛さが昨年と違う感じ
普通、下る際の膝関節への負担が大きく下りが辛いと聞くが、
私は膝にくる事はなく、運動不足でふくらはぎ筋にくる(笑)

気付いてみたら、いつの間にか、雨が上がっている。

23日の8時18分:本七合目(3200m)「見晴館」に到着
見晴
晴れ間が急速に広がっている
先ほどまでの風も収まってきて

助かった〜の思い。
雷もなさそう、でも「ドドーン」の音は時折聞こえてきます。



雲がメチャメチャ綺麗だ、強風で雲の形が刻々変化しています。
雲
素晴らしい!
この躍動感が大自然!
ここまでの苦しさが全部吹き飛んだ。

(解像度を高めてアップしていますので拡大可能)

雲
素晴らしい! (右側の斜面を雲が駆け下りてます)
大自然に試練をもらい、大自然に癒しをもらう
つくづく着て良かったと思いました。

(解像度を高めてアップしていますので拡大可能)

23日の8時43分:まだ、「見晴館」に居て雲みてます。
DSC00166s.JPG
共に、風雨の試練うけた仲間(初対面)も
大自然の営みを、只、見ていられない。
撮影しまくってます。・・・わかるわかる

さあ、あとは大好きな”砂走り”を残すだけ・・

ところが、登山靴が壊れた〜(大笑:今だから)
靴
ここに来て、登山靴のソールが取れそうだ、
保管が悪く接着剤が劣化した「これまた自己責任」

山頂の苦難から逃れて、天候回復でホッとしたら
登山靴が壊れるなんて、踏んだり蹴ったりです。

これから、須走の砂走りをしなきゃならないのに
2890m地点から標高差650mをほぼ真っ直ぐ下ります。

23日の9時21分:須走の砂走り
須走
ご覧の様な砂走り
急斜面が深い砂で覆われていますので、
ここを速く下るコツは、滑るように降りる事
靴をかかとから斜面に入れて靴を滑らせる技です。

大好きな”砂走り”滑りですが、今回はできない。
ゴムのソール(靴底)が両方共に剥がれた(苦笑)

何故かと言えば、靴のゴム底が無いのだから(笑:今だから)
いつ、ウレタン層が取れて、皮底が抜けるか?心配
もし、底が抜けて砂礫がじかに足に触れたら、痛くて歩けないだろう。
火山岩の砂は、海岸のソフトな砂じゃないぞ、超ハードな小石が混じった砂礫

不安を抱えながら、なんとか最初の”砂走り”を通過できた(ホッ)
砂走りを抜けると、数十メートルの短い林に入ります。

23日の10時21分:なんと林で転倒
DSC00178s.JPG
アチャー転んだ。
靴底(ゴムのソール)の滑り止めが無くなり
湿った根っこを踏んで滑り、段差を落ちた
足にスリ傷を負って、お腹も強く打ってしまう
お腹が痛くて、しばし倒れたまま(ここで写真)

手術した腸が切れなかったか?内臓出血?素人の妄想が始まりましたが・・
10分後、失神しないからOK、気力で回復させザックを担い歩き出しました。
さあ、この林を抜けると、二度目の砂走りゾーンが待っています。

23日の10時37分:あと少しで休憩所
DSC00180s.JPG
お腹の痛みもなくなり、砂走り区間も、あと僅か
砂払い五合の売店「吉野屋」(標高2230m)が見えた
向い風の豪雨の中、急斜面をはい上がった事や、
恐ろしかった山頂の突風を思い出し・・試練の23日だ

振り返って見ると、すっかり晴れ上がった富士山が笑っている。
富士山
10時55分:吉野屋に着いてホッとしました、

ベンチ席を確保する為に、サイダー(300円)を購入
ベンチを1つ占有して、靴を脱いでゆっくり休憩
いつものワンちゃんが居ないので伺うと、「家だ。」

ここからは、最後の森林を20分ほどで抜けるだけ・・
でもなぁ〜 また、靴が滑らないかな(心配)

23日の11時15分:「吉野屋」を出発
緑の木々を楽しみながら・・・
昨年までのペースの半分のスピードでゆっくり下山

23日の11時45分:五合目バスターミナルに到着
時間が十分にあったので、バスの運転手とおしゃべりしたり、
富士山が世界遺産になりますように、アンケートおばさんに協力して、
アンケートを書いたり・・・足にエアサロンパスを吹きかけたり・・

23日の12時20分:新松田行きに乗る(2000円)
爆睡

23日の13時56分:新松田に到着

23日の14時04分:新宿行き(急行)に乗る
爆睡

23日の15時21分:新宿到着
階段の昇り降り、筋肉が痛てて・・て

23日の16時23分:途中で食事(牛の焼肉)をして、家に着いた。
即、シャワーを浴びて、洗濯機に汚れ物を入れて・・

23日の17時00分:ベットに倒れ・・爆睡
24日の6時30分まで、13時間30分ぐっすり寝ました。(スッキリです)

☆長編をお読みいただきまして、ありがとうございました。
2011年の今回は、「自己責任」を痛感した「富士山弾丸登頂」でした。
この記事が、あなたの富士登山の参考になれば幸いです。
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